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タイガービールの学校寄付がマレーシアで民族間の緊張に火をつける

ある中国語学校が、ハイネケン・マレーシア傘下のビール会社タイガー・ビールから320万リンギット(約53万8000円)の寄付を受けたとして、マレーシア・イスラム党(PAS)から非難を浴びている。

タイガービールの学校寄付がマレーシアで民族間の緊張に火をつける

マレーシアの酒造メーカーが中国学校のチャリティ・イベントを後援したことが、マレーシアで物議を醸している。 サウスチャイナ・モーニング・ポスト.

極右野党連合ペリカタン・ナシオナル(PN)は、クアラルンプール近郊のセパンにある中国語学校のためにビール会社から寄付金を受け取る姿を壇上で写真に撮られた政府議員2人を糾弾した。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、PNはマレーシア統一先住民党、汎マレーシア・イスラム党(PAS)、マレーシア人民運動党、サバ進歩党、マレーシア・インド人民党で構成されるイスラム主義者主導の連合体である。

PASはこの寄付を「飲酒を常態化させる」と批判している。

中国系多文化政党「民主行動党」を率いるアンソニー・ロク運輸相は、この件で野党を非難し、ビール会社は30年以上も前から、眉をひそめることなく中華学校のための募金コンサートを開催してきたと述べた。

ロケは地元通信社Malaysiakiniに対し、「今、野党は極論を展開するために、あらゆることから問題を作り出したがっている」と語ったという。

しかし、この論争は、マイノリティ・グループへの教育資金援助における差別の疑いに疑問を投げかけている。

マレーシアの学校教育は、マレー語で教える国民学校と、北京語やタミル語を使う地方学校に分かれている。

インド人中心の新党ウリマイのリーダーであるパラニサミー・ラマサミー氏は、この寄付金をめぐる争いは、地方語学校に対する政府の資金援助が全国的な学校と比べて不均衡であることを浮き彫りにしていると述べた。

「もし政府が中国語やタミル語の学校に必要な資金を提供するならば、学校がビール会社やタバコ会社に資金を求める必要はない。

「もし政府が学校、特に地方語学校への資金援助に対して公平でバランスの取れたアプローチをとれば、ビール会社が学校に資金援助するという問題は生じないかもしれません」とラマサミ氏は言う。

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