アメリカの各州で最も人気のあるカクテル

Googleの検索データによると、アペロール・スプリッツはアメリカで最も人気のあるカクテルだが、その競争は拮抗している。どの州がどのカクテルを好むかは、こちらをご覧いただきたい。

コーヒー会社Coffeenessが調査したグーグル検索データから、アメリカの消費者が各州で最もよく飲むカクテルを知ることができる。Coffeenessはエスプレッソ・マティーニがトップになることを期待していたかもしれないが、トップになったのはむしろオレンジ色のカクテルだった。

アペロール・スプリッツは、アメリカ全体で好まれるカクテルであり、アメリカの22の州がこのイタリアの食前酒をお気に入りのカクテルとして選んでいる。オレゴン州、ワシントン州、カリフォルニア州はその応援団だ。

しかし、定番のマルガリータは、南部のジョージア州、インディアナ州、カンザス州、テネシー州、北部のメイン州、ニューハンプシャー州を含むアメリカ17州の消費者がお気に入りのカクテルとして選び、僅差で2位につけている。

メリーランド州では、アペロール・スプリッツとマルガリータが同率1位となった。

第3位はオールド・ファッションドで、アメリカの9つの州がこのウイスキーベースのお酒を好んだ。意外にも、バーボンの中心地であるケンタッキー州はこれを好み、アイオワ州とサウスダコタ州も同様だった。

ベリーニ（スパークリングワインと桃のピューレをミックスしたクラシックなカクテル）を選んだのはアメリカの州でただひとつ、アラバマ州だけだった。これは、アラバマ州が毎年80種類以上の桃を収穫していることと関係があるかもしれない。

マイタイ、モヒート、ダイキリ、サイドカーは、それぞれハワイ州、アーカンソー州、ルイジアナ州、オクラホマ州の1州を制しただけだった。

クリーム系より甘辛系が好き

アラスカの733,583人の住民は、何か強いものが飲みたくなったときにどんな飲み物を作るのだろうか？アメリカ最北端のこの州は、オールド・ファッションドとモスコ・ミュール（ウォッカ、ジンジャー・ビール、ライム・ジュースで作る）の両方で同点だった。

「グーグル検索のデータから、アメリカ人はホワイト・ルシアンやエスプレッソ・マルティニのようなクリーミーな味のカクテルよりも、ピリッとした味、甘い味、スパイシーな味のカクテルを好む傾向があることがわかった。

「さらに、アペロール・スプリッツが間違いなく総合的なお気に入りであることが明らかになったことは、かつてアメリカはビターを含む飲み物があまり好きではなかったが、近年の嗜好は着実に進化していることを示唆している。

スピリッツ大手のディアジオ社は、AIを使って、世界中の消費者がこの夏どのように交流するかを形作る5つのフレーバーを特定した。その結果、イギリスではハラペーニョに関する会話が32％増、オーストラリアではペペロンチーニに関する会話が53％増、アメリカではチリに関する会話が36％増と、スパイシーなフレーバーが増加傾向にあることがわかった。