米国風の樽生ビールとラガーが樽生優位のウッドフォードに登場

ウッドフォード社は、伝統的な樽生ビール・ポートフォリオに加え、ニューワールド・ブルーイングと名付けたクラフトビール・シリーズとイングリッシュ・ラガーを導入した。

アメリカン・スタイルにインスパイアされたこのビールは、ノーフォークを拠点とする醸造所の新しい醸造責任者、アーロン・タウブマンによって再現された。タウブマンは、かつてウォリックシャーのピュリティで醸造を行っていたが、現在はプライベート・エクイティ企業のブリアル（現在はキーストーンとして知られる）に買収された。

醸造所のラインナップの更新について、タウブマンはドリンク・ビジネスに次のように語っている：「醸造家としての私の旅は、アメリカの素晴らしいクラフトビール醸造シーンへの無類のアクセスから始まりました。私はカスクエールと英国が誇るスタイルが大好きですが、ウッドフォードに何か新しく、大胆でエキサイティングなものを紹介したいと思いました。クラフト革命を起こしたアメリカの味と風味をね」。

タウブマン氏は、ウッドフォードのニューワールド・ブルーイングの品揃えは、主力商品であるカスクエールを共食いさせるのではなく、うまく補完するものであり、「ちょっと変わったものを試すチャンス」を顧客に与えるので、エールファンのレパートリーを広げるのに役立つと説明した。

ウッドフォードの最新ビールについて、タウブマンはdbにこう語った：「トロピカルIPAとヘイジーIPAは、どちらもアメリカ産ホップをふんだんに使用しており、これまでにない柑橘系のパンチがあります。

タウブマン氏は、ウッドフォード社のもうひとつの最新作であるイングリッシュ・ラガーについて、「ここ英国で栽培される原材料の品質に関しては、私たちは本当に選択の余地がない」と述べ、醸造所の以前のイングリッシュ・ラガーのレシピは「すでに人気があった」ため、ウッドフォード社が「一歩進んで」地元の原材料と「この国が誇る醸造の伝統」を使い、ビールファンに「新しいもの」を提供することは理にかなっていると認めた。

彼は、ウッドフォードのラガーは「クリスプでクリーンで爽やか」であり、「夏の日のビアガーデン」や「ユーロを見ながら」飲むのに最適だと説明した。

タウブマン氏は、この新しいビールと、それが醸造所の伝統的な樽生ビールから逸脱していると受け取られかねないことについて、「私たちは樽生ビールで英国の旗を掲げることを誇りに思っています」と主張しながらも、他のビールも英国で支持される必要があると述べ、「今こそラガーも同じことをすべき時です」と付け加えた。