コヴィッド後の英国蒸留所開業ブーム

パンデミック前に比べ、英国の蒸留所数が42.8％急増したことが明らかになった。

全米の会計事務所グループUHYハッカー・ヤングは、2023年に英国で新たに54の蒸留所が誕生すると報告した。これにより、2022年の356蒸溜所から8.7％増加し、全国で387蒸溜所が登録された。

イングランドが最も増加し、昨年は48の蒸溜所が新たに登録された。

スコッチ・ウイスキーの本場であるスコットランドでは、2023年に新たに登録された蒸溜所は3カ所で、2022年の8カ所という急増から減少した。

カテゴリーとしてのウイスキーは、英国の蒸留酒の売上の大部分を占めており、現在では英国の食品・飲料輸出額の4分の1を占めている。

HMRCのデータによると、英国の飲料輸出は2021/22年の83億ポンドから2022/23年には94億ポンドと、2023年には13％増加した。

スコッチ・ウイスキー協会は、2023年の輸出額が56億ポンドに達し、英国の食品・飲料輸出の4分の1以上をウイスキーが占めると報告している。

UHYハッカー・ヤングのパートナー、ジェームス・シモンズ氏はこう語る：「旺盛な需要により、新しい蒸溜所が続々と市場に参入している一方で、経験豊富な起業家たちは、蒸溜所ツアーやテイスティングといった新たな収益源を活用している。