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ディアジオ社CFOが退任
世界的な大手飲料メーカー、ディアジオのトップチームにさらなる変化があり、ラバーニャ・チャンドラシェカールが3年間務めた最高財務責任者(CFO)を退任した。
入社6年目のチャンドラシェカールは、2018年に北米部門のCFOとしてスタートし、2021年7月にCFOにステップアップした。
彼女の役割には、2025年度から2027年度にかけて20億米ドルの生産性目標を達成することを目指す、5億ポンドのサプライ・アジリティ・プログラムの実施も含まれる。
このニュースは、ディアジオ社の2023年の業績が、警告を発したにもかかわらずアナリストの予測を下回るという残念な結果に終わったことを受けたものだ。また、昨年故イヴァン・メネゼス氏の後任としてデブラ・クルー氏がトップの座に就いたことを受けてのことである。
パフォーマンス
飲料大手は、事業の10%を占める中南米・カリブ海地域の23%減により大打撃を受けた。全体では、売上高は1.4%減の110億米ドルとなり、既存事業売上高は0.6%減となった。既存事業営業利益は5.4%減少したが、中南米を除外すれば0.9%増加したであろう。
米国の既存事業売上高は、前年同期の好調な業績から2%減少した。
新最高経営責任者のデブラ・クルーは2023年12月、「北米は予想通りに前四半期比で改善した」としながらも、「最大の地域で消費者行動が正常化し続けるなか、高品質なシェア拡大への回帰に注力している」と強調した。
同社によれば、チャンドラシェカル氏は今後、執行委員会と取締役を同時に退任し、米国に戻る予定だという。
彼女は自身の業績について、会社の力強い成長期を監督し、「生産性と効率性の文化を根付かせた」ことを「誇りに思う」と語った。
交換
チャンドラシェカールの後任として、ニク・ジャンギアーニが秋にCFOとして執行委員会に加わる。
Jhangianiは現在、コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)のCFOで、2016年から同職に就いている。
コカ・コーラグループ企業で20年、さまざまな職務で30年以上の財務経験を持つ。また、2009年から2012年までの3年間、インドの大手食品・小売・不動産・通信企業であるBharti Enterprises社でグループ財務責任者を務めた経験もある。
クルーは今回の人事について、複数の事業や業界にわたって成長を生み出してきた「世界的な実績」を持つ「経験豊富なCFO」だと述べた。また、「彼の経験と国際的な考え方は、私たちのリーダーシップ・チームに彼を強力に加えるだろう」と述べた。
クルーはまた、チャンドラシェカーの退団について、彼女の貢献と生産性向上の実現に「感謝している」とコメントした。
長い滑走路
実行に重点を置き、株主のために価値を創造し、成長への長い道筋がある魅力的な部門であると強く信じている総合飲料用アルコールの業界リーダーとしての地位を維持するために、世界をリードするブランドの背後にある投資を続けていきます」。
同社の会長を務めるハビエル・フェラン氏は、ジャンジャニの「成功の実績」に「自信を持っている」と述べ、「株主のために長期的に持続可能なリターンを提供するという当社の長期的な実績をさらに強化することになる」と語った。
ディアジオに入社することを「嬉しく思う」と語ったジャンジャニは、ディアジオは彼が「長い間尊敬していた」会社である。