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バレアレス諸島、酒類禁止令を導入
スペインのマヨルカ島、メノルカ島、イビサ島、フォルメンテーラ島では、「礼儀知らずの態度を正す」目的で、毎晩9時半からのアルコール販売禁止を導入した。
スペイン観光省のデータによると、2023年に地中海諸島を訪れた観光客は約1,400万人で、スペインの休暇旅行先としてカタルーニャ(1,800万人)に次ぐ人気を誇っている。
しかし、遅い夕食の後に一杯やりたいと考えている観光客は、この地域の最も観光客の多い地域のいくつかで、午後9時半から午前8時までのアルコールの販売を禁止する新しい法律に引っかからないように注意しなければならない。
マヨルカ島のリュクマジョール、パルマ、カルヴィア、そしてイビサ島のサントントニオは、いずれもイギリス人観光客に人気のスポットだが、この禁止令は即座に実施された。
午後9時30分までに購入したアルコールは引き続き飲むことができる。この他にも、破壊行為や公共の場でのヌードを取り締まる措置が導入された。
昨年、反社会的行為の取り締まりを公約に掲げて当選したパルマのハイメ・マルティネス・ラブレス市長は、この政策の支持者の一人であり、禁酒法によって「非礼な態度を正したい」という希望を表明し、以前の法律は「甘すぎる」と批判した。
これらの規則を破った場合、最高3,000ユーロの罰金が科せられる可能性がある。
観光客のマナーを向上させるだけでなく、特定の観光客の来訪を抑制する意図もあるかもしれない。これまでに導入された措置には、オールインクルーシブ・ホリデーを利用する観光客に対する1日6回の飲酒制限がある。パブクロールやハッピーアワーも打撃を受けている。
マルティネス・ラブレスは、パルマを訪れる若者のパーティー参加者を減らし、より成熟した観光客を望むと公言している。
アムステルダム市議会が、暴飲暴食に走るイギリス人に「近づくな」と呼びかけたキャンペーンは、観光客を思いとどまらせることに一定の成功を収めたようだ。