世界最北の蒸留所がまもなくオープン

シェトランド諸島初の蒸溜所は、専門のビジネスアドバイザーとの話し合いを経て、2024年にオープンする予定だ。

これは、友人のマーティン・ワット、キャロライン・マッキンタイア、カルム・ミラーによって10年以上前に蒸溜所の構想が持ち上がったことに端を発する。2022年、彼らは蒸留所の建設地を見つけ、それ以来、施設の建設とオープンの可能性を計画してきた。

その結果、ラーウィック蒸溜所は今年オープンする予定だが、正式なオープン日はまだ発表されていない。

ワットとミラーは建築と会計の経歴を持ち、最初のプロジェクトにはうってつけの組み合わせだ。マスター・ディスティラーには、ウィリアム・グラント＆サンズ社での約25年間を含め、ウイスキー業界で50年以上の経験を持ち、多くの大手企業で働いた経験を持つイアン・ミラーを迎えた。

法律により、蒸留酒は3年間熟成させるまで合法的にウイスキーと名乗ることはできないが、同蒸留所は最初の期間、「Haad Still」と呼ばれるニューメーク・スピリッツ（シェットランド諸島の伝統的な言葉で「持ちこたえる」を意味する）で操業コストを賄う予定であり、そのため消費者にはその間にウイスキーが熟成するのを待つよう案内している。

ウイスキー製造だけでなく、この蒸溜所は観光地にもなる予定で、顧客向けのツアーも用意されている。

ビジネスアドバイス

用地取得後、チームはシェトランド諸島評議会の推薦を受け、専門コンサルタントのビジネス・ゲートウェイに助言を求めた。ビジネス・ゲートウェイは、資金調達や資本調達の方法、施設開設に向けたその他の支援について指導を行った。

当初の目標であった100万ポンドの資金調達が達成され、それを上回ったため、蒸溜所は当初の計画の4倍の敷地を確保することができた。

ラーウィック蒸溜所のマーティン・ワット所長は、コンサルタントから受けたサポートは素晴らしく、事業計画で見落としていた点を指摘してくれた。

4,000ポンドの資金調達により、682,000ポンドの株式資本が追加投資された。

アドバイザーのダイアン・アバネシーは、シェットランドは英国で蒸留所がない「最後の地域」であり、ラーウィックのチームが目標を達成するのを支援することは「素晴らしいことだった」と語った。

彼女は言った：「エキサイティングなブランドであり、旅であり、この地域の観光と地域経済を後押しするものです。