カンパリ社、12億米ドルのクルボアジェ・コニャック買収を完了

カンパリ・グループは、クルボアジェ・ブランドを所有するビーム・ホールディングス・フランスの買収を完了したと発表した。

アペロール、グラン・マルニエ、チンザノなどのポートフォリオを持つミラノの蒸留酒大手は、今年2月26日、ビーム・サントリーとビーム・ホールディングス・フランスS.A.S.（現在はクルボアジェ・ホールディングス・フランスS.A.S.に社名変更）を11億7000万米ドル（約9億3300万ポンド）で売却する契約を結んだ。

取引完了時点で、満期在庫の価格は4億1,000万米ドル（3億2,700万ポンド）であり、これは支払価格に含まれている。株式譲渡契約によれば、売り手の市場内企業における完成品に関連する推定額3,000万米ドル（2,400万ポンド）もカンパリ・グループが支払う。

2028年通年の売上高目標達成に基づき、2029年に最大1億2,000万米ドル（9,600万ポンド）のアーンアウトが支払われる。このアーンアウトが支払われれば、企業価値の総額は13億2,000万米ドル（11億ポンド）となる。

慣例的な価格調整メカニズムは、今後90日間に渡って算出される。

買収資金を調達するため、カンパリ・グループが株式と負債をどのように売却したかは、飲料業界紙が以前報じた。

今月初め、クンツェ＝コンセヴィッツは会社から2,570万ポンドの「感謝状」を受け取った。クルボアジェとの契約以前には、在任中に約27件の買収を監督した。

また、調整後の営業利益が8.6%増加するなど、最近の業績も非常に好調であった。