アンガス・ダンディー蒸留所、中国での製造計画を発表

アンガス・ダンディー・ディスティラーズは、中国春安県の千島湖畔にモルト・ウイスキー蒸溜所を建設し、「アジア有数の蒸溜所」の創設を目指している。

スコットランドのトミントゥール蒸溜所とグレンカダム蒸溜所のオーナーは、このプロジェクトの一環として世界最大の洞窟型ウイスキー熟成庫を建設する計画も発表した。

20エーカー（8ヘクタール）の土地で、近くの農夫泉の水を使用してウイスキーを製造する。

この発表は、ペルノ・リカールが先週、四川省の蒸留所で2020年に生産を開始するチュアンのシングルモルトを発表した後に行われた。

Statistaによると、中国はウイスキーの市場としては比較的小さいにもかかわらず、2028年までの複合成長率は1.72％と予測されている。

アンガス・ダンディー・ディスティラーズのブライアン・メグソン取締役は、中国における新しいウイスキー蒸溜所プロジェクトについて、次のように述べている："この投資はアンガス・ダンディー・ディスティラーズにとって大きな節目であり、私たちが将来的に最も重要なウイスキー市場のひとつと見なす中国における私たちの既存の存在感をさらに高めるものです"

西洋の伝統と東洋の伝統の融合を目指し、蒸溜所のデザインは江南湖州の建築様式の美学を取り入れ、千島湖を囲む自然環境は熟成工程に適している。

ペルノ・リカールやディアジオのような大手スピリッツ・グループが、中国で人気のウイスキーを製造するためにしのぎを削っている。

世界80カ国以上に輸出しているアンガス・ダンディー蒸溜所は、オールド・バラントルーアン・スコッチ、アメリカン・オーク・リザーブ、レセルバ・アンダルシアのほか、トミントゥール蒸溜所とグレンカダム蒸溜所で生産される特別なカスク・フィニッシュですでに知られている。グレンカダム蒸溜所は、約200年もの間、同じ方法でシングルモルト・スコッチ・ウイスキーを造り続けている。